令和六年十月発行
「恐れず進むもう!」
ただ誹られるだけの人、
またただ褒められるだけの人は、
過去にもいなかったし、
未来にもいないであろう、
現在にもいない。
法句経二二八
講談社『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村元先生訳より
お釈迦様の直のお言葉が反映されていると信じられる『法句経』からの引用です。お釈迦様は万人に理解しやすい表現で説いたとされ、『法句経』にはこのように読んで分かる形式の句が四二三篇連ねられています。
今回紹介した句などは令和を生きる我々に向けて説かれたような言葉ではないでしょうか?昨今はコンプライアンス厳守がとても大切にされており、会社や学校でも不用意な発言や行動には充分に気をつけねばなりません。しかしこれとは別にネット上には対立する思想や意見の持ち主に対し、とても汚い言葉で罵るような書き込みが後を絶ちませんね。ネットのコメントや書き込みなど見なければ良い!という話しではありますが、最近は政治家や企業などもネットでの炎上を殊の外恐れ、事業推進に一定の影響を与えているように感じます。ですから閲覧しなければ良いでは済まされないものがあります。
ネット炎上はさておき、人が大志を持って何か始めようとすればそれなりに抵抗はあるものです。信じた道があるならば「恐れず進もう!」そう思います。