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法螺貝 住職の法話

平成二十三年二月発行

『涅槃会』

2月15日は涅槃会。日本ではお釈迦様が亡くなられた日だと信じられています。涅槃という言葉はニルバ―ナというインドの言葉の音写で、最高の悟りの境地を意味します。涅槃には有餘涅槃(うよねはん)と無餘涅槃(むよねはん)があります。有餘涅槃とは文字通り「余すところが有る」涅槃。無餘涅槃とは「余すところが無い」涅槃で、完全な涅槃という意味です。2月15日の涅槃はどちらの涅槃かと申しますと、無餘涅槃=完全な涅槃です。それでは有餘涅槃という涅槃の不完全なところは如何なるものかと言うと、悟りを開き心は寂静となっても、まだ身体は存在し、身体の苦痛は生じますので「余すところが有る」というのです。お釈迦様は35歳で悟りを開き仏陀となられますが、身体の苦痛から解放されたわけではありません。お釈迦様の人生最後の旅を詳しく記録している大般涅槃経には、病を得て苦痛に耐えながら、伝道の旅をされるお釈迦様の姿を伝えてくれていますし、後代の経典にはお釈迦様が頭痛持ちだったという興味深い記述もあります。

 とにかく、お釈迦様は仏陀となられても、病気もすれば喉も渇く、肉体的には私達と同じ人間でありました。肉体的には普通の人間だったからこそ、他の世界宗教に比して、多くの面で寛容だと思われる仏教が誕生したのでしょう。

 お釈迦様の教えの根幹は諸行無常。すべてのものごとはうつろいゆくということです。しかし、お釈迦様の教えは諸行無常の我が身を儚んで泣いて暮らせというのではありません。それぞれが限りある人生、後戻り出来ない時を生きているのだから、日々を大切にせよというのです。

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