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法螺貝 住職の法話

平成十五年十月 発行

『なぜ何度も追善法要があるの?』

 初七日から四十九日、百カ日、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、そして五十回忌。今日行われる追善供養は概ね右記の通りです。初七日から四十九日は中陰(ちゅうん)と呼ばれ人が死してからまた次の肉体を得るまでの狭間の期間と考えられています。もっともこれはインド一般の考え方で、中国に来るとこれが儒教(じゅきょう)の影響で三年服喪が美徳とされた上に、その後も毎年追悼の機会を持つことが大切にされるようになりました。
 日本では日本元来の信仰に基づき五十回忌までの追善を大切にしますが、何故三と七という数で年忌を行うかは定説がありません。江戸中期の禅僧無着道忠(むちゃくどうちゅう)禅師は、「亡き父母を偲ぶことは本来寝ても覚めても行うべきだが、数が多くなれば煩雑になるので、自然の成数である三と七をもってこれを行う。また十三回忌は十二支の一巡を意味する。一部の地方で行われる二十五回忌は十二支の二巡を意味する。」と述べています。
 ところで僧侶に関する五十回忌までの年忌供養の際には、「示寂(じじゃく)の辰(しん)」という言葉を使います。これは今まさに亡くなった日にという意味です。これは五十回忌までは、師匠を亡くしたときに立ち返って勤めさせて頂きますということでしょう。考えて見れば自分自身の肉親や師匠を喪ったときほど純粋な気持ちで死者との一体感を得られることはありません。誰しもが時の流れとともに死者の恩徳を忘却しがちなものです。「示寂の辰」に立ち返るということは、幽明境を異とした瞬間の敬虔な心境をもって死者を尊び自分自身を反省せよということなのです。

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